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【高根澤左馬助】たかみざわ さまのすけ
山内氏の猶子。伊達政宗が横田を攻めた時、山之内氏勝は松坂峠にて敗軍した。左馬助らが力戦して敵を退くも氏勝は横田城を去り水窪城に籠った。左馬助は大塩の中山城を守り、加勢を上杉景勝に乞うに我が子の彌次郎を人質とし越後に残した。所領を失った氏勝が越後に落ちた後左馬助は高根澤に隠居して身を終えたと言う。
【本名東静庵】ほんな とうせいあん
松夕は横田から越川、橋立と歩き進み最後の訪問地の本名に至る。「画堂秘伝書」によると、ここには2人の畫の弟子がいた。東静庵の「義中」は栗田総右衛門と思われる。
この集落は只見川の対岸にあり、この当時は渡し船で往来していた。
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