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「濁れる水の  流れつつ  澄む」

川の流れとは、行乞流転の旅路であり流れながら

澄んでいく水とは、山頭火自身なのだろうか…?

友人にあてた手紙が興味深い。

 

「私の中には、二つの私が生きております。 

澄んだ時には、生一本の生活を志して、句も出来ますが

濁った時にはすっかり虚無的になり、自棄的になり、

道徳的麻痺症とでもいうような状態に陥ります。」

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