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with Nitty Gritty Dirt Band
「Catfish John」
奴隷制の残っていた時代の強烈な歌詞をたんたんと歌うAlison Kraussと
抑え気味の演奏をするNitty Gritty Dirt Bandのメンバーです。
ミシシッピ-川に暮らした黒人の「重たい」人生を歌ったものです。
たぶん、奴隷として育った黒人にシンパシーを抱いた白人の歌なんでしょう。
母さんは、あの川に近寄るな、
なまずのジョンとは付き合うなって言うけれど、
朝がくれば、おいらは、いつもそこにいて
美しいデルタの夜明けの中で、彼の(家の)小道を歩いているんだ。
昔々の朝のことを思い出してみよう。
モクレンの花が咲いて、
綿の畑が雪がふったかのように真っ白だった。
なまずのジョンは、川の放浪者だった。
川辺に生き、そして死んでいった。
思い返せば、まだ覚えている。
彼の友達で本当によかった。
ビックスバーグの街に奴隷として生まれ、
栗毛の雌馬と引き換えに売買された。
彼は怒りを露にはしなかったけれど、
彼の背負った重荷は耐えられないものだった。
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