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時を超え、ツバキ咲く。

室町椿(むろまちつばき)。
なんとも雰囲気のある名前ですが
この椿、平等院の庭園を発掘中に、
室町時代に積もった池底の泥から

出土した種子だそうです。

 

植物の種は不思議です。

何百年もの時を経て花咲くことがあります。

じつに六百年の時を超えて開花したわけです。

 

種子は固い皮に覆われていることで、

生命の維持に欠かせない水がない状況でも

生き延び、発芽の機会を待ち続けることが

できるようになった、タイムカプセルの

ような存在と言えます。

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