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い
ほく
【 大塔宮 】だいとうのみや
後醍醐天皇の第三皇子、護良親王(もりよししんのう)の宮号。建武の新政期の皇族・僧侶・武将・天台座主・征夷大将軍。元弘の乱で鎌倉幕府を打倒することに功績を挙げ、建武の新政では征夷大将軍に補任。しかし父との確執から将軍を解任されやがて政治的に失脚、非業の死を遂げた。
【 ずさがら 】アブラチャン
落葉低木で、里山でよく見られる木。昔は、この実をすり潰して脂分を取り出し、燃やして灯火として使われたそうで、名前の由来もここからきたといわれています。
【 長濱の唱ケ崎古戦場】とのうがさきこせんじょう
高倉宮以仁王と平家方の石川冠者有光の大戦がこの地方で行われた。以仁王の郎党渡部唱が石川有光の首をはねた折、この辺一帯に野生していたアブラチャンの実へ血潮がとび、紅く染めた。その後この地に育つアブラチャンの実が紅くなったという。松夕が聞いた話はあくまで伝説であろう。大塔宮と以仁王とは時代が違うし、二人が混同されている。ただ平家の残党狩りはあったかも知れない。
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