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Sheshy Diazシェシー・ディアス)の『Heart of JESUS』

美しい歌唱と映像です。信仰とは?本当の豊かさとは何か?を考えさせられる

きれいに編集された、ミュージックビデオです。何度観ても飽きない

​奥深さがあります。

Sheshyシェシー)が作詞作曲した「jesus is the life」

​この曲を聴いて思うのは、なぜフィリピンでこの音楽が生まれてきたという事です。

​公用語が英語で、カトリックが国教になっていることもあるでしょうが、一般の人々が

ゴスペル音楽を聴いているわけではないでしょう。やはり世界中がそうであるように、

今風なポップス系が主流だと思います。​本場のアメリカでさえゴスペル音楽を歌うミュージシャンはコアな存在になっています。

エミルー・ハリスは語ります。「歌が生き続けるためには、いままで誰にも

その歌が歌われなかった場所で誰か新しい声によって歌われる必要がある

​まさに、この音楽がそれなのだと思うのです。
 

アメリカのように、あまりにストイックで教条主義的な感じがなく、どこか

ゆるやかでとてもシンプルな曲づくりになっています。多分に民族的なルーツ

16世紀中頃スペインの植民地になる以前に持っていた信仰(自然崇拝的なもの)がミックスされているのだと思います。

素顔のSheshyシェシー)。自作の曲を生ギター

一本で歌っています。

(歌詞)

イエスは命であり、私たちの自信です 
彼は困難な時代の避難所です 
彼は私たちが信頼すべき灯台です 
彼を通して私たちの人生は調和するでしょう 

イエスは道であり、すべての魂の救い主です 
彼はすべての人にとっての全体性です 
おお、親愛なる友よ、彼を礼拝しましょう 
神は私たちの尊い命を救い、救ってくださった 

 

おお、イエスよ、私の人生、私には今あなたが必要です 
おお、どうかお許しください、私の不法な行為 
私はすべてをあなたに捧げます 
あなたは私の岩であり、私の基盤です 

さあ、心を込めて祈りましょう 
神の慈悲深い愛は永遠です 
崇拝はあなたのものです 
あなたの創造物に喜びを、みんなに喜びを 

 

おお、わが愛しいイエスよ、わが魂の鎧よ 
あなたは私の人生の根であり、息吹です 
あなたは救い主、真実の擁護者です 
あなたは愛であり、命の贈り主です 

おおイエスよ、私の人生、私には今あなたが必要です 
おお、どうかお許しください、私の不法行為 
私はすべてをあなたに捧げます 
あなたは私の岩であり、私の基盤です

 

 

どうみても、20代前半にしか見えない彼女ですが、こういう歌詞を​

書けるということは、とても不思議です。
 

「WHEN YOU CALLED ME」

この曲もSheshy(シェシー)の作詞作曲のようです。

いつもデュエットしている、Rhoda Daliw(ローダ・ダリウ)はリズムギターを演奏しています。とてもシンプルでいい演奏、いい曲です。

(歌詞)

私が苦しんでいた時 苦しんだ日々
話せる相手もいないあなた以外に誰もいない。
まるで、ひとりぼっちのように感じた
むなしさしか感じなかった 駆け寄る相手もいない。
あなた以外に誰もいない あなたが 私の名前を呼んだとき
あなたは私に希望を与えてくれました。
私の最も暗い瞬間を変えてくれました。

 

あなたは私の人生に信仰と太陽の光を与えてくれました。
あなたは私の悩める心を支えてくれました。 

あなたのおかげで、私は心安らかです。
私の精神は喜びに満ちています。 私は全てをあなたに捧げます。
父よ、私はあなたの名を讃えます 私の人生を支配してください。
あなたの正義に私を導いてください。 あなたの息子、私の王、イエスを通して

 

あなたが私の名前を呼んだ時、あなたは私に希望を与えてくれました。
あなたは私の人生に信仰と太陽の光を与えてくれました。
あなたが私の名前を呼んだ時 あなたは私に希望を与えてくれました。。
あなたは私の最も暗い瞬間を変えてくれました。
あなたは私の人生に信仰と太陽の光を与えてくれました。
ああ、人生の太陽...。

 

「Hallelujah」

Leonard Cohen(レナード・コーエン)の名曲を

Sheshy(シェシー)がカバーしています。

虫の音が聞こえます。きっと自然豊かなところで録画されたのだと思います。

生ギターだけの伴奏だけですので、彼女の歌唱力が際立ちます。

​とくに高音域での、のびのある歌声が素晴らしい。あらためてファンになりました。

いろんなジャンルのミュージシャンのカバーを聴いたが

彼女の歌が一番、心に響きました。汚れた魂が洗われるようです。

Leonard Cohen(レナード・コーエン)のオリジナルです。

ロンドンでのライブバージョン、YouTube上で2億6千回以上

再生されています。いかに名曲であるかが分かります。

すでに故人ですが、彼はカナダのシンガーソングライターで詩人、小説家でもありました。敬虔なユダヤ教徒で、臨済宗のお寺で修行経験もあります。

深く自分を見つめる事ができる、とても内省的な人のようです。

確かに名曲ですが、難解な歌詞であることでも有名です。

​おそらく旧約聖書を読まれたことのない人には、理解不要な内容です。

 

この歌は全体が二重構造になっています。

失恋の歌でもあるが、全編を失われた神との調和を歌ったものと解釈することも出来るわけです。自分の心の弱さのために神の愛を失ったダビデやサムソンの思いそのままのようです。
作者のコーエンは聖書の二人に個人的な体験を重ねながら自分と神との関係を歌にしたのでしょう。しかし、彼によるとこれは宗教的な戒めの歌ではないらしい。
彼はこんな言葉を残しているそうです。
 

(「ハレルヤ」は「神に栄光あれ」を意味するヘブライ語だ。この歌は、様々な種類のハレルヤが存在するということを歌っている。文句の付け所のないハレルヤもぼろぼろに傷ついたハレルヤも価値は変わらないんだ。人生における自分なりの信仰のあり方を自信を持って肯定したいという欲求がこの歌だ。堅苦しい宗教的なやり方じゃなく、熱意や感情のこもった形で。)
- Leonard Cohen

(歌詞)

秘密のコードがあったらしい
ダビデが奏でて神を喜ばせたとでも

神様は音楽なんて本当はどうでもいいんだろう?
進行はこうだ-4thコード、5thコード
マイナーコードに下がって、

メジャーコードに上がる
戸惑いながら神を称える歌を紡ぐ
 

信仰心の篤かったお前だが、それでも証拠を欲しがった


お前は屋根の上で水浴びする彼女を見た


彼女の美しさと月光に打ち負かされたんだ
彼女はお前をキッチンの椅子に縛り付け
お前の玉座を砕き

お前の髪を切り落とした
そしてお前の唇からハレルヤを引き出した
 

ベイビー、俺はここに来たことがあるんだ
この部屋は見覚えがあるし

この床も歩いたことがある
お前に出会うまで俺は孤独に生きていたんだ
大理石のアーチの上にお前の旗が見えた
だけど愛は凱旋マーチなんかじゃない


冷たくてぼろぼろのハレルヤなんだ
以前は俺に伝えてくれていた
下の様子がどんな感じかを


でも今じゃ全く見せてくれない
 

でも覚えているだろう、俺がお前の中で動いたら
聖なる鳩も羽ばたいたときのこと

俺たちが吸い込む息のすべてがハレルヤだった
もしたら神はいるのかもしれない、でも俺が愛から学んだことといったら


自分を出し抜こうとする奴をいかに撃つかということだけ
夜中にあんたが耳にするのは泣き声じゃない、信仰に目覚めた誰かじゃない


それは冷たくてぼろぼろのハレルヤなんだ

<旧約聖書のエピソード>
この歌は旧約聖書の二つのエピソードを下敷きにしています。

ひとつ目は古代イスラエルの王ダビデと人妻バト・シェバの話です。

貧しい羊飼いの息子で竪琴の名手だった彼は、初代イスラエル王サウルに後継として見出され、サウルの亡き後、二代目の王となりました。


偉大な王と慕われ神の寵愛を受けていたダビデだが、あるとき、家臣の妻であるバト・シェバの水浴を見かけたことから彼女を見初め、関係を持つという過ちを犯す。秘密の発覚を恐れた王は、夫のウリヤを戦地に送り戦死させ、ダビデとの子を妊娠していたバト・シェバを妻にした。
しかし、彼らの子は生後数日でに、ダビデはこれを神罰として受け入れることになりました。


ふたう目は、古代イスラエルの士師サムソンの話。
神からライオンを素手で引き裂くほどの怪力を与えられていた彼を、敵対するペリシテ人は何とか倒そうと画策していました。彼らはサムソンの恋人のデリラを金でそそのかし、サムソンの弱点を聞き出すように仕向ける。三度ははぐらかしたサムソンだが、デリラの泣き落としにとうとう根負けし、自分の怪力の秘密が生まれてから一度も切ったことのない髪にあることをもらしてしまう。


 

デリラの密告を受けたペリシテ人によって髪を剃られ怪力を失ったサムソンは、両目をえぐられ、ガザの牢獄で粉ひきの労働をさせられる。
しかしある時、牢から出され見世物にされていたサムソンは神に祈り、怪力を再度与えられました。彼は柱を2本引き倒し、見物に集まっていた多くのペリシテ人たちを道連れに建物の下敷きとなって死んだという。

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